国光発於美術

フリー!!チベット!!

今朝の朝刊で各紙の一面を飾った、京大チームの新発見

人の皮膚から万能細胞を作ることに成功とのニュース。

多くの方はこれまで再生医療の切り札とされていたES細胞の存在はご存知でしょう。しかしこのES細胞、生命の萌芽「受精卵」を壊して作り出すもの。ひとつの命の犠牲の上に立脚するES細胞には倫理的に決定的な問題をはらんでいました。

今回新たに発見された万能細胞iPS細胞は、人間の皮膚細胞から作り出すために、まさにその人へ移植における拒絶という心配はなく、さらに受精卵の破壊という倫理の壁をもクリアする、まさに画期的な発見であるのです。

これぞノーベル賞クラスの発見。世界の再生医療は今日この日を境に劇的に進展することでしょう。


とまぁもろ手を挙げての万歳三唱の国内報道ですが、べつに倫理の壁を完全にクリアしたわけでもありません。

このiPS細胞、なんにでもなる可能性があるので、もちろん精子にも卵子にもなれます。これは不妊で苦しむカップルにとっては朗報ですが、セックスなしで子供が作れる恐ろしい技術でもあるわけです。

受精卵の破壊というネガティブな生命倫理を克服できたからといって、人工的な命の創造というポジティブな根本的倫理問題を忘れてはいけないと思います。


しかし日本の技術力の凄さというか、底力というものを感じるニュースでした。ノーベル賞とれるといいですね!